GPZ1100メンテナンス-4 ハブダンパ-交換(加筆編集)
4万kmも走っているし、フォークのオーバーホールを依頼した地元のバイクショップでもリヤハブのダンパー交換を勧めていた。確かにアクセルを開けた加速の時も減速時にもタイムラグがあるしワンテンポ遅れて不快なショックが発生する。アフリカツインで交換は経験済みなので作業に取り掛かる。心配なのはタイヤ装着状態でのホイルの重さ。
このバイクは中古で購入当初から足回りが最悪で、以前中古で購入したアフリカツインよりも酷い。ステアリングはガタガタで道路の段差がある度に不快な衝撃を受けるし、コーナリング中に段差を越えるとハンドルが振られる。これでは気持ち良くコーナリングできない。フロントだけでなくリヤも同様で道路の段差を越えるとセンタースタンド付近で不快な振動が起きる。感覚的な判断だがリヤのスウィングアームシャフト近辺で不適切な遊びがあるようだ。このGPZのスウィングアームはシャフトを中心に上下方向に回転する為のベアリングだけでなく左右方向に可動できるようなベアリングも組み込まれている。左右方向はシャフトをボルトで締め付けるので必要無いような気がするのだがマニュアルを読むとコーナリング中の捩じれ荷重を分散できるようだ。
しかしここがガタ・振動の原因の気がする。フロントフォークをオーバーホールしたバイクショップによるとシャフト部のベアリング交換は3万円程度との事、高い…。本当にそこが原因かも判らない。アフリカツインでも一度分解してグリスアップしているので作業可能と判断しリヤのスウィングアームごと交換する事に決める。中古で買ったスウィングアームのベアリングか逝かれていたら無駄な作業になるがダメ元でチャレンジ。
中古のスウィングアームとフロントブレーキのディスクプレートが到着。ディスクプレートは「レコードの溝」状態なので本来の能力を発揮させるため接触面が平らな中古品を購入。併せて交換する。
目視だと判らないがダンパーは相当縮んでいたらしくリヤホイールとハブが簡単に外れた。新品に交換しハブを戻すと…窮屈で嵌らない。ハブ側にシリコンを塗って滑りを良くしてみたがそれでも駄目。ダンパーにもシリコンを塗って何とか嵌めこむ事が出来た。
チェーンオイルがこびり付いていて汚い!!
どうせリヤのハブダンパーを交換するのだからリヤホイルを外したついでにスウィングアームを交換するべく作業を開始する。手が届かないので清掃できず止むを得ないが…汚い!!しかも錆びている。
サービスマニュアルによるとリヤのスイングアームを外すには、まずはリヤサスペンションとリンクのステーを外さなければならない。手持ちのメガネレンチとソケットレンチでは荷重できず外れない。色々角度を変えたり足で荷重したりしたが上手くいかない。ソケットレンチが3/8タイプなのでハンドルが短く上手く荷重ができないのが原因だ。
諦めてホイールを自宅にしまう。
最近交換したばかりなのかスプロケットの歯は殆ど摩耗していない。
by sade-adu | 2010-11-21 19:05 | GPZ1100