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「ブレードランナー」1982年 アメリカ ワーナーブラザーズ

(1992年ディレクターズカット最終版)
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 恐らく20年近く前にレンタルビデオで観た事があった。SF映画の傑作なので筋書きは様々な映画評で知っていたが内容はすっかり忘れていた。今回会社の先輩の勧めで観る気になった。その先輩にとってSF映画では一番の傑作だという。自分にとって一番は決められないがベスト3を挙げるとしたら「2001年宇宙の旅 1968年アメリカ」、「惑星ソラリス(タルコフスキー版) 1972年ソビエト」、「アンドロメダ 1971年アメリカ」である。
 さて本作を観た感想であるが評価が難しい。SF映画と言うよりも探偵・警察もののハードボイルドと言った方がしっくりくる。実際に物語は退職した警官を主人公にしている。しかし「レプリカント」というDNA操作から生まれた人間と同様の生命体を主要な登場人物としておりSFにとっての永遠のテーマを題材にしている(遺伝子の操作による人為的な生命体なのか、機械で精巧に作られた人間型のアンドロイドなのかの違いはあるが…)
 つまり極めて現代的なドラマ設定の中にSF的な要素も盛り込んでいるといった感じで、自分が挙げた作品のような如何にもSF的な雰囲気が少なく感情移入がし易い。主人公(ハリソン・フォード)が叶わぬ恋と知っていてもレプリカントと逃避行に出るなんてロマンチック。


「イングロリアスバスターズ」2010年?アメリカ クエンティン・タランティーノ監督作品
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「ジャッキー・ブラウン」はタランティーの作品中一番だ。あとは「パルプフィクション」と「レザボアドックス」。好きな監督ではあるが「キルビル」と本作はいま一つだ。
 主役のブラッドピットにとっては演技の幅を広げるという事で意味があったと思う。

個人的な評価 ★★★(5点満点白星は0.5点)

by sade-adu | 2010-12-04 00:16 | 映画1980年代