危険なささやき 1981年 フランス 105分
監督・主演/アラン・ドロン
出演/アラン・ドロン(主人公シュカス)
ミシェル・オークレル(タルポン)
アンヌ・パリロー(秘書シャルロット)
数多く映画に出演しているアラン・ドロンにとって自ら初めて監督した特別な一本のはずだが、1981年という時代をを反映してか、嘗ての重厚なドラマとキャラクター設定が主人公にされておらず、物語は極めて軽いノリで展開してゆく。元刑事の私立探偵だが、ずいぶん気軽に人を殺して、罪悪感もないし追いつめらている感じもない。物語全般がゆるい感じ。秘書役を演じたアンヌ・パリローは後にリュック・ベンソン監督の「二キータ」の主役に抜擢され大成してゆく。この作品では二キータの女性殺し屋のようなタフなキャラクターではなくキュートな秘書役という全く逆のキャラクターを好演していた。
個人的な評価★★(5点満点) お勧め度★★☆ 理由・・・アラン・ドロンファンであれば初監督作品と言う事で、アンヌ・パリローファンであればブレイク前の準主役作品ということで。
by sade-adu | 2012-01-14 22:45 | 映画1980年代