「珈廊」(阪急宝塚線池田駅)訪問 2018年6月17日(日)

先程までいた通天閣近辺を望むが目が眩み足が竦む・・・
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 ジャンジャン横丁を抜け大きな通りに出てあべのハルカス方面に向かって歩くと道路の反対側に気になる一角が目に入ってきた。人気が無く柵で囲まれていて間もなく再開発で街が無くなってしまいそうな雰囲気だ。土地勘がないので判らないが昔ながらの街並みが残っていそうだと感じて道路を渡って、街を抜ける事にした(後で調べたら西成地区)。
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 道路を渡り街の入口に差し掛かると解体中の喫茶店が目に飛び込んできた。道路を渡る前は看板しか見えず営業中であれば入店してみようか?と期待していたがご主人と思しき方が店内の什器を運び出したり、解体したりしていた。紫色のテント地の看板には「Qピット」とある。また一軒歴史ある喫茶店がひっそりと閉店してしまった(後で調べてみたら「マッチの喫茶展」トークイベントで同席したコトリスさんがレポートしていた)。何だか映画のセットのような人気のない古い街並みを抜けるとアーケード商店街に出た。こんな歴史がありそうな商店街にはやはり純喫茶が似合う! いいなぁ大阪は純喫茶が多くて。
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 この近隣は古い街並みが多く残っていたのだろうが、あべのハルカスに向かう途中で通り抜けた「あべのマルシェ住宅棟?」など、当該場所は既に取り壊して大規模開発してしまったようだった。無くなってしまう前にもっと色々な店や街を訪ねてみたい。

 高所恐怖症なので多少悩んだが上ってみることにした「あべのハルカス(展望台入場料大人1,500円)」。まだビルでは日本一の高さかな? 窓際に寄って大阪市街を見下ろすと頭がクラクラする。最初はお尻の辺りもムズムズして足が竦んだ(笑)。
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 さて今回は純喫茶巡りだけでなく大阪観光もしようと考えていた。絶対に訪ねたかったのは「万博記念公園」、目当ては当然「太陽の塔」。「太陽の塔」自体はツーリングで名神高速道路を通過する時にシールド越しに視界に入っていたが、すぐ傍で見てみたかった。

来たよ!万博記念公園! 来たよ岡本太郎先生!! ・・・それにしても で、で、でかい!
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 写真ではこの迫力は伝わらない。岡本太郎先生がデザインし、ゼネコンが建設した人造物ではあるが何とも言えない生命感! 近づいてじっと見つめていたら何故か水分が頬を伝わってきた。住んでいる近くにこんな素晴らしいもの(感覚的にはモノではなくて人)があるなんて地元の方が羨ましい。
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 背中は何だか刺青みたいだな。
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 「太陽の塔」の「べらぼうなもの」を感じた後、本日の最終目的地を目指した。その店は阪急池田駅宝塚線池田駅から徒歩10分程度の「珈廊」。こちらの店はBMCの「喫茶とインテリア WEST」に掲載されていて是非訪問したいと考えていた。GWにも一度計画したが掲載されている関西の喫茶店殆どがGW期間中は休業だったので諦めていた。左下は全国の純喫茶訪問の際に携行し参考にしている故山之内遼氏著作の「47都道府県の純喫茶」。
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 池田駅から10分程度歩き住宅街の入口にその店は佇んでいた。
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 今回残念ながら店内の写真は撮っていない。何となくなのだが言い出せる雰囲気でなかった。外観同様、店内のインテリアも素晴らしかった。正統派の純喫茶の内装とは異なるので好みが分かれるところだと思う。気になる方は上記の本を手に取って確かめて欲しい、良い本なので純喫茶好きにはお勧め。

 拙い言葉で表現するとフランス、イタリア、ギリシャなど地中海に面した街にあるバーといった雰囲気(因みに一度もヨーロッパは旅行したことがない)。子供の頃、ネッスル珈琲(ネスカフェ)のノベルティカレンダーに載っていた風景写真の中のどこかに存在していそうな店。子供の頃から夢想していた店が現実に目の前に現れて入店できる喜び。この感動をどのように伝えれば良いか判らない。

 早めの夕食(ピザやトーストなど軽食あり)を摂り、店を出る頃には陽が傾き始めていた。窓ガラスは薄い茶色の曇りガラスで中を除くことはできないが、それが反って雰囲気を高めている。
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 既に四十五年以上営業しているのだが、いつかまた訪ねるその時までどうか営業を続けていて欲しい・・・
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「珈廊」
 所在:大阪府池田市上池田2-2-38
 電話:072-751-5553
 営業:午前10時30分~午後11時(日・祝午後1時~)
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 ※追記:店内の雰囲気を確かめたい方はこちら「コトリス」さんのブログにて見ることができます!
  

by sade-adu | 2018-06-28 10:56 | 喫茶店 大阪府 | Trackback | Comments(2)

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Commented by コトリス at 2018-07-03 11:17 x
大阪を満喫されたようで何よりです。
私は吹田市出身で太陽の塔は身近な存在なので、自分が褒められたようで嬉しいです。(ちなみに吹田のマンホールは太陽の塔の柄です)

そして池田にようこそ!
というのは私は現在池田在住で「珈廊」は家の近所なんです。

昨年阪急電鉄の公式サイトでブログを書かせてもらったときに、喫茶店案内の一番最初に取り上げたのが「珈廊」でした。
http://www.hankyu.co.jp/ekiblo/kotorisu/24496/

他の喫茶店にはない格好良さがありますよね。
「喫茶とインテリア」に取り上げられたことで知名度がアップして嬉しいような寂しいような。
またぜひ大阪にいらっしゃってください。
Commented by sade-adu at 2018-07-05 01:10
コトリス様
度々コメントをいただきありがとうございました! 「太陽の塔」も「珈廊」も身近な存在なんて羨ましい。毎日入店しなくとも夕暮れや夜の暗がりに佇む「珈廊」の店構えを好きな時に見ることができるなんて!(溜息) 純喫茶訪問数は恐らく60~70店程度と少ないですが「珈廊」は暫定1位です。大阪の純喫茶はほんの一握りしか訪問していないので、また伺います!